未来的なデザインで話題の完全ワイヤレスイヤフォン


2021年8月17日に発売されたNothing「Ear(1)」は、透明なボディの未来的なデザインを持つ完全ワイヤレスイヤフォンです。内部のチップなども見える構造で、充電ケースまでも透明であることから、非常に独特なデザインに仕上がっています。本モデルは1万円台の価格帯でありながら、ノイズキャンセリング機能と外音の取り込み機能を搭載し、充実した機能を持っているのが特徴です。見た目の印象とは裏腹に、非常に機能・性能とコストのバランスが取れたモデルとなっています。公式サイトでの販売価格は16,500円(税込)となっています。
一風変わったデザインが魅力の完全ワイヤレスイヤフォン

Nothing Ear(1)の最大の特徴は何といってもその独創的で未来的なデザインです。
クリアなボディによって、内部のチップなどの構造が丸見えとなっており、未来的でもあり、どこか懐かしさも感じるデザインとなっています。イヤフォンに刻印された「Nothing Ear(1)」の文字もボディの雰囲気にマッチしており、機械的かつデジタル的なデザインがお洒落です。
非常に面白いアイディアが詰まったデザインではありますが、ただ単に奇をてらったデザインというわけではなく、使いやすいシンプルな形状をしています。デザインの独創性と形状のシンプルさのバランスが非常に良いので、長く使っていても飽きの来ない仕上がりになっています。
また、本モデルは充電ケースもスケルトンタイプになっていることが大きな特徴です。
ケース収納時にもイヤフォン本体が丸見えのデザインで、全体としての統一感とこだわりが感じられます。スクエアなデザインで、カッコイイです。
スケルトンタイプのイヤフォンの中でも一線を画すデザインをもつNothing Ear(1)は、人とは違うものを使いたいというような所有感を満たしてくれる優れたモデルと言えます。
サウンドは低音の鳴りが強めのダイナミックサウンド、装着感は良好

音質に関しては、低音が強調されたドンシャリ系のサウンドとなっています。
イヤフォンとしては大きい部類である11.6mmのダイナミックドライバーを搭載しており、迫力のあるサウンドが楽しめます。クリアで透き通るサウンドとは違いますが、ドンシャリサウンドが好みの方にはおすすめのイヤフォンです。
音の解像度やバランスなどはApple「AirPods」などと比べると劣る部分と言えますが、1万円台の価格帯と考えればまとまった仕上がりになっています。
装着感に関しては、かなりフィット感が良く安心感もあります。片耳4.7グラムと軽量であり、さらにハウジング部分の楕円形状が耳とのフィット感を高めるので、長時間の使用でも疲れにくいです。多くの方に受け入れられる形状であると思います。
防水性能に関してはIPX4となっています。生活防水としての機能は備わっているので安心です。
専用アプリでは音質の変更が可能

Nothing Ear(1)には専用アプリがあり、この音質の調整や機能の切り替えが可能です。
音質調整に関しては、あらかじめ用意された4種類のイコライザープリセットの中から選択する形での変更が可能です。通常のバランスモードに加え、高音強調、低音強調、ボーカル強調のモードが選択できます。
しかしながら、細かなイコライザーの調整やプリセットの作成などができないため、拡張性は低いです。
機能の設定では、ノイズキャンセリング強度の変更や本体タップや長押しによる操作の変更が可能です。ノイズキャンセリング強度は2種類から選択できます。
タップ操作や長押し操作では、再生/停止、曲送り/戻し、ボリューム調整、ノイズキャンセリング、外音の取り込みモードの割り当てが可能となっています。しかし操作の割り当てに制限があるため、完全に自由に割り当てができるというわけではないのが少し残念なポイントです。
便利な機能として、イヤフォンを無くしてしまった際に探す機能が搭載されています。アプリで機能を有効にするとイヤフォン側のスピーカーが鳴るという仕組みです。AirPodsのようにマップで表示を行う機能ではありませんが、家庭内での捜索では非常に便利です。
ノイズキャンセリング機能と外音の取り込みを搭載、充実した機能

Nothing Ear(1)は、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤフォンです。
ノイズキャンセリングの性能は実用的なレベルですが、完全に外音をシャットアウトするような消音レベルではありません。
低音に関しては大きな外音に関してもかなりシャットアウトしてくれますが、中音域~高音域にかけてはやはり耳に残ります。SONY「WF-1000XM4」などのハイエンドな機種のようなノイズキャンセリングを期待する方には向いていないと言えます。
しかし、ノイズキャンセリング非搭載モデルとの差は明らかで、普通に外でイヤフォンを使う場合には十分実用的な性能にはなっています。
また、本モデルには外音の取り込みモードも備わっています。カナル型のイヤフォンでは音楽を再生していなくてもある程度の外音が遮断されるので、電車内や駅構内のアナウンスを聞きたい時に外音の取り込みモードが活躍します。
本モデルの外音の取り込みモードも日常使いで活躍する機能となっています。音の取り込みに関してはかなり自然で、ノイズもかなり抑えられています。このレベルであれば、多くのシチュエーションでいちいちイヤフォンを外さずとも外音の情報を得ることが可能です。
バッテリーは34時間、ワイヤレス充電に対応

バッテリー性能に関しては、イヤフォンのみで最大4時間(ノイズキャンセリングOFFで5時間)、充電ケースを含めると最大24時間(ノイズキャンセリングOFFで34時間)となっています。
イヤフォン単体でのバッテリー性能に関してはやや少なめな印象です。充電ケースを含めた場合には34時間使用可能なので、バッテリーが少なすぎて使いにくいということはあまりないは思いますが、長時間の使用の際にはこまめな給電が必要になります。
イヤフォン不使用時には充電ケースに収納することがほとんどですので、時間はそこまで気にならないというのが正直な感想です。
充電ケーブルはUSB-TypeCで、Qi規格のワイヤレス充電にも対応しています。USB-TypeCの有線で充電した場合の充電時間は約1.5時間です。
まとめ:Nothing Ear(1)
Nothing「Ear(1)」は個性的なスケルトンデザインの完全ワイヤレスイヤフォンです。機械的であり、未来的でもあるデザインは人とは一味違うデバイスへの所有感があります。また、16,500円という価格ながら実用的なノイズキャンセリングと外音取り込みモードなどを搭載しているという点もポイントです。非常に機能と価格のバランスが取れた機種となっていますので、デザインに魅力を感じた方はぜひチェックしてみてください。


