iRobot / アイロボットの特徴

実用的な家庭用ロボットを生み出すロボットカンパニー

「生活に役立つ実用的なロボットを現実のものに」というコンセプトで始まったiRobot。

iRobotというと家庭用のロボット掃除機「ルンバ」をイメージする方が多いかと思います。しかし、会社の歴史を辿ると地球外探査ロボットや地雷除去ロボットなど、宇宙開発や軍事用ロボットなどを開発してきたという歴史があります。

そのように正確さが求められる過酷な環境で培ってきた技術力とノウハウを活かし、2002年に初の家庭用ロボット「ルンバオリジナル」を発売しました。それ以降も多くのモデルを発売し、ロボットカンパニーとして世界の最先端を走っています。

現在ではロボット掃除機「ルンバ」にも様々なモデルがラインナップされており、それ以外にも床拭きロボット「ブラーバ」家庭用のプログラミングロボット「Root」などが登場しています。

確かな技術力で家庭用ロボット製品の分野を開拓してきたiRobotのプロダクトに今後も注目です。

iRobot / アイロボット製品の優位性、個性

ロボットの専業メーカーとして家電メーカーと差別化

iRobotは家電メーカーではなく、ロボットの専業メーカーです。

現在ではPanasonic(パナソニック)やSHARP(シャープ)などの日本企業も含め、多くの企業がロボット掃除機を発売しています。新・三種の神器としても位置付けられているロボット掃除機の市場は今後も拡大していくと思われます。

掃除ロボットは安いもので5,000円程から、高級機になると10万円を上回るものまで幅広くラインナップされています。そのような中でiRobotの製品のシェアは圧倒的で、国内においても70%以上のシェアを誇っており、初代の発売から現在に至るまで「掃除ロボットといえばルンバ」という地位を得ています。

コード式の掃除機などで技術を培ってきた家電メーカーとは異なり、iRobot社がロボットの専業メーカーとして産業用ロボットなどの開発から得てきた経験は大きく、それこそが差別化につながりマーケットリーダーとして君臨している理由となっています。

多くの家電メーカーはコード式掃除機の延長もしくは拡張としてロボット掃除機の存在をとらえていますが、iRobotは掃除ロボットのみに専念することで、本当に必要な機能と性能が何かを知っているのです。

iRobot社の最高技術責任者も、ロボット掃除機と従来のコード式掃除機では使用頻度や環境、消費電力などによって、まったく違う使い方が求められるのだと述べています。そして、すべての家庭で満足できる製品、つまり「適応力」の高い製品を作っていくことは重要であり、同時に非常に難しいことであると述べています。

そのような部分をどの企業よりも良く知り、経験とノウハウを持っているのがiRobot社なのです。

常に技術革新を続けていく姿勢がiRobot社の強み

iRobot社が2002年に世界ではじめて掃除ロボット「ルンバオリジナル」を市場に投入した際、当時はその機能もルックスもすべてが目新しく新鮮で、同時に世の中には全く浸透していない技術でありました。

掃除ロボットのパイオニアであるiRobotは、実は初代ルンバの発売以前には地球外探査ロボット「ゲンギス」や地雷を探知し除去するロボット「アリエル」などを開発していました。また、2001年の同時多発テロの際に活躍した自動歩行探査ロボット「パックボット」なども生み出しました。

そしてそのような政府や軍事産業向けのロボットの制作で得た人工知能の技術や堅牢性などを、家庭用の掃除ロボットというプロダクトに落とし込んでいくことで、現在に至るまで信頼と実績を誇る「iRobot」というブランドが確立できているのです。

現在では、床拭きロボット「ブラーバ」などもラインナップされており、「ルンバ」と連携して家庭におけるすべての掃除をロボットに置き換えていくための「ルンバ・ブラーバセット」というコンセプトも打ち出しています。

家庭における掃除の在り方そのものが変わっていく中、依然として今後もiRobot社のプロダクトと技術革新には期待がされています。

iRobot / アイロボットの技術

iRobot独自の「vSLAMナビゲーション」で部屋全体をマッピング

「ルンバj7」以上の上記モデルに搭載されている「vSLAMナビゲーション」はiRobot社独自開発の技術で、本体の光学センサーが毎秒23万以上のデータを取得して処理し、家の中を正確にマッピングするシステムの事です。

このシステムによりルンバ本体は、自身の位置や清掃済みのエリア、これからどのエリアを清掃するのかという事を把握し、より効率的に部屋の掃除を実行します。

また、「Imprint スマートマッピング」という技術では、「vSLAMナビゲーション」によって作成した部屋のマップを複数回重ね合わせることによって、ルンバ本体が機械学習を実行し、部屋の間取りを学習します。

これによって、さらなる効率化を実現するだけでなく、部屋と部屋の区切りの判別をすることによって、「今日はリビングのみを掃除する」や「子供部屋をもう一度掃除する」といったように、持ち主のニーズに合わせて掃除の領域を指定できるようにもなります。

iRobot社はより完全な掃除の自動化に向けて、独自開発の「vSLAMナビゲーション」とそれをより効果的にする「Imprint スマートマッピング」によって、掃除ロボットの最先端を歩んでいます。

床掃除の完全自動化を唱える「ルンバとブラーバの連携」

iRobot社からはルンバ以外に床拭きロボット「ブラーバ」を発売しています。

同社ではこのルンバとブラーバの連携によって、床掃除を全面的に自動化できると述べています。

2つの機種の連携を可能にするのは「Imprint リンクテクノロジー」と呼ばれる技術です。これは、ルンバの清掃状況をブラーバが受け取り、ルンバの清掃完了箇所からブラーバが自動的に掃除を開始するというものです。

この機能は先述した「Imprint スマートマッピング」とも連携するので、例えばルンバの掃除後に「玄関のみ床拭き掃除を行う」などの詳細な設定も可能となります。まさにユーザーの意図する通りの掃除を自動化できるというわけです。

iRobotとしても目玉の機能とアピールするルンバとブラーバの連携技術「Imprint リンクテクノロジー」に注目です。

最上位機種の「ルンバ s9+」では新設計の形状でより効率的な掃除を

初代の発売から常に進化を続けているルンバシリーズですが、最新機種には驚くべき技術が搭載されています。

「ルンバ s9+」では本体前方にある高性能センサーの働きによって、進行方向の壁の位置や、奥行き、障害物を立体的に検知し、これまでは動作できなかった狭い領域や入り組んだ場所にも行動範囲が広がり、隅々まで掃除を行います。

さらに、「ウルトラエッジデザイン」と呼ばれる新設計のD型シェイプにより、部屋の隅々の汚れやゴミをより効率的に捉えることが可能です。

iRobot / アイロボットの歴史

宇宙開発から始まった世界一の家庭用掃除ロボットメーカー

1990年に当時MITのロボット学者であったコリン・アングル、ヘレン・グレイナー、ロドニー・ブルックスによって設立されたiRobot社。

創設当初の1991年には掃除ロボットではなく地球外探査ロボット「ゲンギス」を開発していました。

1996年には地雷を除去するためのロボットである「アリエル」を開発。当時は宇宙事業や軍事産業に貢献するロボットの開発を行っていました。

その後の2001年には同時多発テロ事件に同社の「パックボット」が、捜索用ロボットとして導入されました。パックボットはその後米軍部隊にも配備されるようになりました。

そして2002年、現在の機種にもつながる初代の「ルンバオリジナル」を発表しました。円盤型のデザインはこのころより採用されていました。

その後には掃除ロボット「ルンバ」の更なる改良に加え、床拭きロボット「ブラーバ」の発表や、海洋ロボット分野への参入など、ロボット業界を牽引する企業となっています。

宇宙事業や軍事産業などの分野で培ってきた技術力で、現在では機械学習能力を搭載した機種などを世に送り出し、掃除ロボット分野では販売台数が全世界で4,000万台を突破するなど圧倒的な支持を誇っています。

床掃除の完全自動化に向けて最先端を走るiRobot社に今後も注目です。

iRobot / アイロボットの概要

本社:アメリカ マサチューセッツ州
公式サイト:http://irobot-jp.com/
創業:1990年
創業者:ロドニー・ブルックス、コリン・アングル、ヘレン・グレイナー

iRobot / アイロボットの製品一覧

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