

多彩な機能&ハイクオリティなサウンドを実現した革新的なHomePod mini
本体の小型・軽量化と360度に広がる音響を実現
2020年11月16日にアップルから発売されたHomePod mini。
初代HomePodよりコンパクトサイズになり、約2.5kg→約345gと、かなり軽量になりました。デザインについても円筒形から球体のような形へと変化しています。税込で11,880円とリーズナブルな価格になったことも、HomePod miniの注目すべきポイントです。
カラーはホワイトとスペースグレイの2色で展開され、2021年11月2日にはオレンジ、イエロー、ブルーが追加されました。
上部の水平面にタッチスクリーンを搭載し、操作時には色とりどりに点灯。「+」「-」のアイコンタップで音量調整、中央部分タップで一時停止&再開ができるようになっています。早送り・早戻し操作は初代HomePodを継承し、ダブルタップで次の曲へ、トリプルタップでは前の曲へのスキップが可能です。
HomePod miniはS5チップを新搭載。音量に応じて最適な音質を調整するコンピュテーショナルオーディオが、繊細で豊かなサウンドを引き出します。
独自に開発されたアコースティックウェーブガイドでは、スピーカー底部から360度、音域を広げることが可能に。それに加え、フルレンジドライバのオリジナル設計により、クリアで深みのある音響を実現しました。
このようにHomePod miniは大型スピーカーに匹敵する、音域の広い良質なサウンドを楽しむことができます。
また部屋の左右に1台ずつ置いてステレオペアにすれば、さらに臨場感あふれる音を響かせられるのも嬉しいポイントです。
アップル製デバイスとの連携&複数台の使用が可能
HomePod miniではiPhone、Macといったデバイスとの連携により、電話の応答や音楽の引き継ぎが可能です。またU1超広帯域チップの搭載により、アップル製デバイスの場所を探したいという時でも簡単に行うことができます。
また家の中にHomePod miniを複数置いて同期すれば、各部屋で音楽やPodcastをストリーミングできるのも大きな魅力です。
新機能インターコムで家族とのつながりを、より強く
新たに備えたインターコム機能にもご注目を。
この機能では複数のHomePod mini を設置し、Siriでメッセージを送ると、iPhone、Apple Watchなどのデバイスがそれを受信。その声を離れた場所にいる家族に、すばやく届けられるしくみになっています。
アップル製デバイスを連携して外出先からメッセージの送受信もできるため、インターコムは家族間のやり取りをする上で大変便利な機能といえるでしょう。
一方でセキュリティー・プライバシーの面が心配だという方もいるかもしれません。
それについては、
●「Hey Siri」から始まる言葉のみを聞き取る
●SiriへのリクエストはApple IDには紐づけられない
●メモやメッセージはデバイス間で処理され、アップルに情報が届くことはない
など、ユーザーが安心して利用できるような設計がしっかりと施されています。
さらにHomePod mini ではU1チップ搭載端末(iPhone 11以降の機種)の接近検知センサーを新たに搭載。端末を近づけるとユーザーが好んで聞いている曲が再生されるようになったため、より一層ミュージックプレイを楽しめるようになっています。
セットアップのしやすさ&レスポンスの高さが強み
他社スマートスピーカーAmazon EchoやGoogle Nestシリーズとの比較では、HomePod miniのメリットとしてセットアップのしやすさが挙げられます。HomePod miniはiPhoneを近づけると、自動的にセットアップが始まるようになっています。
そのため事前に専用アプリを入れる必要がなく、スムーズに利用を開始できるのが大きな利点です。逆にiPhone以外の機種ではセットアップできないところが、マイナス点になるともいえるでしょう。
HomePod miniのメリット2つ目は、レスポンスに優れており、動作が非常に素早いことです。他社アプリでは本体で次の曲を入れても、なかなか反映しなくて時間がかかってしまう場合もしばし見られます。それに対しHomePod mini はiPhoneからの操作に対して素早く反応するので、そのようなストレスを抱かずに使えるのが特徴です。
空間認識機能がなく、ワイヤレス非対応
初代HomePodで備えていた空間認識機能がなくなったHomePod mini。空間認識機能とは部屋の形・音響度合いをセンサーで感知し、それぞれの場所に相応しい音響空間にする機能を指します。そのためHomePod miniでは、Apple TV 4Kとの連動によるホームシアター機能が使えなくなりました。ですから、より迫力のある音を楽しみたい方には、ステレオペアでの利用をおすすめします。
またHomePod miniはケーブルでの接続となっており、Bluetoothスピーカーとしては認識しないという点も注意すべきところです。他社ワイヤレススピーカーのようにイベントやアウトドアの際に使いたいという方もいると思いますが、HomePod miniはそのような使い方は不向きだといえるでしょう。




まとめ:Apple HomePod mini
デザインが大きく変わり、小型・軽量化を実現したHomePod mini。S5チップの搭載や独自に開発・設計されたシステムにより、幅広い音域の高音質なサウンドを楽しめるスマートスピーカーになっています。
また新機能インターコムでは、アップル製デバイスを通して離れた場所にいる家族間のやり取りが可能になりました。
ワイヤレスのBluetoothスピーカーとは違い、野外での使用を考えている方には不向きかもしれません。しかしiPhoneミュージックを部屋中に響かせて楽しみたい方や、家族とのつながりを大切にしたい方には大変役立つアイテムになるでしょう。